東京工科大学メディア学部の吉岡です。
今日はプリプロについて少しお話しましょう。プリプロとは「プリプロダクション(プレプロダクション)」のことで、本格的なレコーディングやミキシング、つまり「プロダクション」の前に行う作業のことです。大抵はパソコンと音楽制作ソフトを使って行い、楽曲の大まかな方向性を決めます。近年では、ほとんどの音をソフトウェアで鳴らすことが出来るので、プリプロと言っても、完成に近い形にすることが自宅などで出来てしまいます。メディア学部でも「DAWベーシック」という人気の演習があり、ソフトウェアを使った音楽・音響制作の技術を学びたい学生が100名近く受講します。最近は特にパソコンが普及したり、同人音楽がはやったりと、個人制作を行う人が増えている傾向にあります。
この段階での特徴は、曲名は何かしらつけるけれでも(仮)。作詞もするけど(仮)。編曲に使う楽器も(仮)。楽曲がある程度形になるまで、(仮)なんですね。これらの(仮)が名前から外れるのは、ジャケットデザインの入稿をしなければならない時なのです。CDのようなパッケージを販売するのであれば宿命ですね。但し、音楽配信であれば、もう少し変わってくるかもしれません。
11月に入ると、一気にレコーディングが始まります。ドラムを録音する時は、大きなスタジオを使用することになるでしょう。歌やギターなどであれば、小さい方のスタジオを使います。目的に合わせてこれから調整していくことになります。
どんな曲になるのか、今からとても楽しみです。そして、11月26日(土)のイベントでも聞く事が出来る曲があるのかな、、、、、。事前登録を忘れないようにお願いしますね。
それでは、また。
東京工科大学メディア学部 講師
吉岡 英樹